【VPC外リージョンサービス】
Lightsail は、学習や小規模用途向けのシンプルで低コストな VPS（Virtual Private Server）です。
固定料金のバンドルで、インスタンス（仮想サーバー）、Lightsail Database（マネージドDB）、コンテナ、ロードバランサー、DNS（Route 53 連携）、スナップショットなどを簡単に利用できます。
数クリックで WordPress や LAMP 環境を起動でき、静的IP の割り当ても可能です。また、EC2、RDS、S3 などの他の AWS サービスと連携できるため、より柔軟なシステム構成を実現できます。
CloudWatch による監視やメトリクスの可視化にも対応しており、運用状況を簡単に確認できます。
重要用語
関連サービス
ユースケース
| 小規模Webサイトやブログのホスティング | WordPressやLAMPスタックなどのテンプレートを使い、数クリックで小〜中規模のWebサイト環境を立ち上げる。 |
| 固定料金でのシンプルなサーバー運用 | わかりやすい月額料金のインスタンスを利用して、予算管理をしやすい形で仮想サーバーを運用する。 |
| 学習・検証用の個人サーバー構築 | 開発や検証・学習目的で、シンプルに1台サーバーを立ち上げてLinux操作やWebアプリのデプロイを試してみる。 |
ベストプラクティス
| スナップショットによるバックアップ | インスタンスとディスクの定期スナップショットを取得する。 |
| ネットワーク制御の設定 | ファイアウォールルールで公開するポートを最小限にする。 |
| モニタリングと拡張検討 | 負荷が増えた場合はEC2などへの移行も検討する。 |
高可用性・バックアップ・リトライ
| 高可用性・バックアップ・リトライ設計のポイント |
|---|
| 【デフォルト】AWS内部で冗長化 ・コントロールプレーン ・スナップショット・バックアップストレージ ・コンテナ／オブジェクトストレージ機能 ・ネットワーク構成（DNS・ロードバランサ管理層） ・管理データベース・メタデータストア |
セキュリティ
| 関連サービス | 設定内容 |
|---|---|
| CloudTrail（操作履歴の記録・監査・追跡） | 【自動記録】 作成・更新・削除・設定変更は自動記録される。（コントロールプレーンAPI） データ操作は追跡できない（データプレーンAPI） |
| Config（リソースの構成状態・設定変更を記録） | - |
| GuardDuty（脅威を自動検出） | 【GuardDutyが有効な場合】 インスタンス/VPC操作のAPI異常検知 |
ログ・監視
標準メトリクス
| メトリクス名 | 説明 |
|---|---|
制限値（固定値／ハードリミット／ソフトリミット）
| ハードリミット | 制限値 |
|---|---|
| 実行時間 | 最大900秒（15分） |
| ソフトリミット | 制限値 |
|---|---|
| インスタンス数/アカウント | 20 |
| 静的IP数/アカウント | 5 |
| DNSゾーン数/アカウント | 6 |
| ロードバランサー数/アカウント | 5 |
| データベース数/アカウント | 40 |
AWS CLIのサンプルコード
CloudFormationのサンプルコード
Terraformのサンプルコード
料金計算
| 課金項目 | 説明 |
|---|---|
| インスタンスプラン | 固定月額料金のバンドルプラン |
| 追加ストレージ | インスタンスに追加のディスク容量 |
| スナップショット | インスタンスとディスクのスナップショット |
| ロードバランサー | Lightsailロードバランサーの月額料金 |
| データ転送超過 | プランの無料枠を超えるデータ転送 |