
【VPC外リージョンサービス】
AppFlow は、SaaS間データ統合 を容易に実現する フルマネージド な ノーコードETLサービス です。
Salesforce、ServiceNow、Slack、Zendesk、SAP、Snowflake、Google Analytics、Google Ads、Marketo、Datadog などのSaaSアプリケーションと、S3 や Redshift などのAWSサービスを 双方向データ同期 および データ連携 することができます。
GUIベースで直感的に設定でき、フィールドマッピング、変換、検証、フィルタリング、マスキング、および重複排除などのデータ処理を簡単に構築できます。
イベントトリガー や スケジュールフロー を利用して、定期フロー やリアルタイム連携を自動実行でき、条件分岐 による柔軟なフロー制御も可能です。
AppFlow は 双方向連携 による データ統合 / データ連携 をセキュアかつ自動的に実現し、SaaSデータをクラウド上のデータレイクや分析基盤へ安全に取り込むことができます。
重要用語
GUIベース
イベントトリガー
スケジュールフロー
ユースケース
| SaaS→S3へのノーコードデータ連携 | SalesforceやSlackなどのSaaSからデータを取得し、GUI操作だけでS3に定期転送してデータレイクに取り込む。 |
| SaaS同士の双方向データ同期 | SalesforceとServiceNowなど、異なるクラウドアプリ間で顧客情報やチケット情報を自動同期し、二重入力やデータ不整合を減らす。 |
| 軽量なETLとフィルタリング | 連携中にフィルターやマッピング、簡単な変換を行い、必要なデータだけをターゲットシステムに渡す統合フローを手軽に構築する。 |
ベストプラクティス
| フローごとの責務分離 | 用途ごとにフローを分けて管理性を高める。 |
| フィルタとマッピングの活用 | 転送前に不要データを削除し、必要なフィールドのみをマッピングする。 |
| 暗号化と認証情報管理 | 接続先認証情報は安全に管理し、KMS暗号化を利用する。 |
高可用性・バックアップ・リトライ
| 高可用性・バックアップ・リトライ設計のポイント |
|---|
| 【デフォルト】AWS内部で冗長化 ・コンポーネントのマルチAZ配置 ・コントロールプレーン ・データプレーン ・ネットワーク経路 ・一時データストレージ ・暗号化キー ・自動スケーリング機能 ・監視・モニタリング基盤 |
| 【自動リトライ】デフォルト データフローの実行に対してエラーログ出力とリトライ |
セキュリティ
| 関連サービス | 設定内容 |
|---|---|
| CloudTrail(操作履歴の記録・監査・追跡) | 【自動記録】 作成・更新・削除・設定変更は自動記録される。(コントロールプレーンAPI) データ操作は追跡できない(データプレーンAPI) |
| Config(リソースの構成状態・設定変更を記録) | 【Configが有効な場合】 フロー設定変更履歴・宛先/認証方式の準拠評価(対象に限る) |
| GuardDuty(脅威を自動検出) | 【GuardDutyが有効な場合】 フロー設定のAPI異常検知 |
ログ・監視
| ログ出力先 | ログの種類 |
|---|---|
| CloudWatch Logs | フローの実行ログ |
標準メトリクス
| メトリクス名 | 説明 |
|---|---|
制限値(固定値/ハードリミット/ソフトリミット)
| 固定値 | 制限値 |
|---|---|
| 1回の実行で転送可能なレコード数 | 100,000,000 |
| ハードリミット | 制限値 |
|---|---|
| フローの実行頻度 | 最短1分 |
| レコードサイズ | 最大5 MB |
| ソフトリミット | 制限値 |
|---|---|
| フロー数/リージョン | 100 |
AWS CLIのサンプルコード
CloudFormationのサンプルコード
Terraformのサンプルコード
料金計算
| 課金項目 | 説明 |
|---|---|
| フロー実行 | フロー実行回数 |
| 処理データ量 | 処理されたデータ量(GB単位) |